中国汚職役人の逃亡先、横領額が多ければ欧米、少なければ東南アジア―香港紙

Record China    2011年7月14日(木) 8時18分

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12日、中国の汚職役人の海外逃亡先は、賄賂や横領した金額が多く身分の高い役人は米国やカナダ、金額が少なく身分の低い役人は東南アジアである場合が多いことが分かった。写真は香港国際空港。

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2011年7月12日、中国の汚職役人の海外逃亡先は、賄賂や横領した金額が多く身分の高い役人は米国やカナダ、金額が少なく身分の低い役人は東南アジアである場合が多いことが分かった。香港紙・星島日報が伝えた。

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中国の汚職役人が海外逃亡するケースは80年代後半から目立つようになった。その人数や海外に持ち出された金額が一体どれほどになるのか、今のところ公式な数字はない。中国社会科学院の調査研究資料によると、90年代半ば以降、党・政府機関、公安、司法、国家事業機関、国有企業、在外機関の役人や幹部の海外逃亡もしくは失踪した人の数は、1万6000人〜1万8000人。持ち出された金額は8000億元(約9兆7000億円)に上る。

その逃亡先は賄賂や横領した金額が多く身分の高い役人は米国やカナダ、オーストラリアオランダなどの先進国、金額が少なく身分の低い役人は中国からさほど離れていないタイやミャンマー、マレーシア、モンゴル、ロシアである場合が多いことが分かった。西側行きのビザが手に入らない場合は、アフリカや南米、東欧などの小国に一旦身を潜め、機会をうかがうケースもある。

逃亡役人の大半は香港経由で目的地に飛んでいく。香港が国際ハブ空港であるほか、香港人が元英国領の国に行く場合に現地入国時に空港で取得するランディングビザで済むというシステムを利用する場合も多いという。(翻訳・編集/NN)

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