利益の出ない日系の無農薬農場、「笑いの種」ではなくむしろ手本とせよ―中国紙

Record China    2011年7月15日(金) 6時10分

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13日、日系企業が山東省莱陽市で展開する無農薬農場が全く利益を出していないことが地元農民の笑いの種になっている件について、中国紙は「安全な農産物を作ることに全力を傾けているだけだ」と反論した。写真は日系企業が同市で経営する無農薬農場。

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2011年7月13日、日系企業が山東省莱陽市で展開する無農薬農場が全く利益を出していないことが地元農民の笑いの種になっている件について、中国紙・揚子晩報は「彼らは安全な農産物を作ることに全力を傾けている。そのうち大儲けする壮大なプロジェクトだ」と反論した。

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記事は、日系企業はこの数年、利益を度外視し、とにかく農薬に犯された土地を回復させることに専念してきたと指摘。このように農薬を使わなくても農産物が育つ安全な土壌づくりこそが農業の基本だと称賛した。

そこで作られる農産物は安全そのもの。この企業が照準を合わせているのは短期的な利益ではなく、食の安全問題で消費者の信用をすっかり失った中国の食品業界に切り込むことで、長い目で見ればそのうち大儲けする壮大なプロジェクトであるとした。

その上で、こうした日本人の土地や自然に対する態度を見て、中国人はそのやり方を笑い物にするのではなく、むしろ自らの行いを反省し、冷や汗をかくべきだと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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