<中国人が見た日本>中国人には日本人のような「自己反省力」があるのだろうか?

Record China    2011年7月16日(土) 8時10分

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13日、中国の著名な経済学者、郎咸平氏は「日本の反省:経済成長モデルの夭折」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は09年、北京・六里屯でゴミ処理場建設に反対の声をあげる住民ら。

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2011年7月13日、中国の著名な経済学者、郎咸平(ラン・シエンピン)氏は「日本の反省:経済成長モデルの夭折」と題した記事を中国のブログサイト・騰訊博客に掲載した。以下はその内容。

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最近は省エネや排出削減がやたらと叫ばれているが、中国人にそんなことを考える資格はない。それよりも先にやるべきことが山ほどあるからだ。我々の居住環境がどれほど恐ろしいか、ご存じだろうか?北京市には市中心部から半径15キロ〜30キロの間に中規模以上のゴミ捨て場が400カ所以上ある。だが、これらはまだ管理されているだけマシな方で、さらに恐ろしいのは街角に山と積まれたゴミの山や、屋外でゴミを焼却する野焼きである。

例えば、北京市郊外の通州区梨園地区。ここには露天のゴミ捨て場があり、2〜3日に1度、まとめて野焼きが行われる。その際は周囲数キロにわたり、鼻を突くような臭いと濃い煙が充満する。さらに怖いのはこうした光景は通州だけなく、中国各地でかなり日常的に見られること。中国ではゴミの3分の1がこうした方法で処理されている。中国は何が正しい経済成長モデルなのか分かっていない。だから、環境汚染がこれほど深刻なのだ。

日本も高度経済成長期には環境汚染がひどかった。それは何事も経済を優先させた結果、払った代償だ。水俣病や四日市ぜんそくなど複数の公害病が発生し、多くの被害者を出している。だが、日本人はこれを教訓とし、相次いで厳しい環境保護法を制定。その結果、日本人は国内での電池生産を止め、中国に移した。現在、世界80%の鉛蓄電池は中国で生産されたものである。

資源が少ない日本は1973年から始まったオイルショックにより、3年間で国内総生産(GDP)が7%も低下した。日本は海外から原材料が輸入できなければ、死活問題につながる。これを教訓にして行われるようになったのが、金属リサイクルだ。エンジンの燃焼効率を上げれば、その分石油の輸入量を減らすことができる。日本はこうした転換により、経済成長のスピードを速めた。

日本人の素晴らしいところは、問題が起きてからの対応の仕方。深く反省し、真面目に対策を考える。それに比べ、中国人にはそもそも反省するという意識があるのだろうか?筆者はほとんどないのではないかと非常に心配している。(翻訳・編集/NN)

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