Record China 2011年7月19日(火) 21時6分
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17日、「なでしこジャパン」の女子W杯での優勝を受け、中国国営メディアは「中国サッカーは無能で腐敗しきっている。日本女子サッカーが中国の道しるべとなった」と報じた。写真は3月、元審判員らが八百長を認めたと報じる中国中央テレビのニュース画面。
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2011年7月17日、中国国営の新華社通信は、「なでしこジャパン」の女子ワールドカップ(W杯)での優勝を受け、「中国サッカーは無能で腐敗しきっている。日本女子サッカーが中国の道しるべとなった」と報じた。以下はその内容。
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日本女子サッカーがドイツ、スウェーデン、米国の3強豪を破り、奇跡のような優勝を成し遂げ、W杯のグラウンドに美しい神話を刻み込んだ。それはまるで「遂行不可能な任務」をやり遂げ、素晴らしい経典を作り上げたかのような出来事である。
「なでしこジャパン」は世界サッカーの歴史を塗り替え、進むべき道を見失っている中国サッカーの道しるべとなった。その成功の秘密はどこにあるのか?これに対する日本サッカー協会女子委員会の答えはシンプルだった。「一歩一歩頑張ること。ただそれだけです」。
男子を含む日本サッカーの成功は一心不乱にサッカーに打ち込むプロ選手の存在によるところが大きい。彼らは日本サッカー界の父、川淵三郎氏の指導の下、国民にサッカーの楽しさを知ってもらうことに力を注ぎ、子どものサッカー人口を着実に増やしていった。
いつの世も奇跡は真面目に仕事に取り組み、努力する人のもとにやって来る。日本女子サッカーがアジア勢で初めてW杯優勝ができたのも、こうした努力に対するご褒美だったといえるだろう。
一方、中国ではサッカー協会女子部の前部長、張健強(ジャン・ジエンチアン)を始め、同協会の副会長だった謝亜龍(シエ・ヤーロン)、南勇(ナン・ヨン)、楊一民(ヤン・イーミン)の3人や元審判員などが八百長の疑いで間もなく裁判にかけられるという有様だ。
中国サッカーの腐敗がこれほど蔓延してしまったのは、個人の意志の弱さもあるが、社会全体の浮ついた空気とも無関係とはいえない。我々はかつて遠いブラジルやアルゼンチンなどの強豪を目指してきたが、今はすぐ隣の日本が颯爽と世界王者の座に就いた。
川辺に立って美味しそうな魚をただ欲しがるだけでは永遠にそれを手に入れることはできない。むしろ家に帰って網を編んだ方が良い。我々も環境を整え、サッカーの発展に本腰を入れる時期に来たのではないか。
それにはまず、プロの人材が必要だ。だが、プロ選手を誕生させるにはそれ相応の環境を作らなければならない。これこそが日本女子サッカーの世界一が我々に教えてくれた最大の啓示である。(翻訳・編集/NN)
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