一番水害に強い都市・青島、その秘密は「100年前ドイツ人が築いた排水インフラ」に―中国

Record China    2011年7月20日(水) 16時44分

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19日、中国青年報は記事「ドイツが作った下水道が青島市を『中国で最も水害を恐れない都市』にしている」を掲載した。写真は青島市、ドイツ人が築いた下水道。

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2011年7月19日、中国青年報は記事「ドイツが作った下水道が青島市を『中国で最も水害を恐れない都市』にしている」を掲載した。以下はその抄訳。

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6月初頭以来、中国は雨期に突入。各地で豪雨が観測されている。北京、武漢市、南京市などでは道路などが冠水する被害が相次いだ。貧弱な排水インフラが都市型水害を引き起こす元凶となっている。

中国の中でも排水インフラが最も整備されている都市の一つが青島市だ。7月2日から3日にかけては多いところで200ミリ以上という豪雨を観測、青島市排水管理処は特級対策プランを発令した。だが、排水インフラはよく持ちこたえ、冠水などの被害がでることはなかった。

青島市の排水インフラ、その基礎を完成させたのはドイツ人だった。19世紀末にこの地を租借したドイツ人は近代的な街並みを作り上げたが、同時に地下には先進的な排水システムを築き上げている。中国ではまだ大半の地域で実現していない、雨水排水管と下水道の分離も青島市ではほぼ完成している。ドイツ人が作った旧市街地を囲むように新市街地が広がっているが、その排水システムもドイツの設計思想に基づいたものだった。(翻訳・編集/KT)

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