中国の高速鉄道事故、「台湾ではあり得ない」―台湾紙

Record China    2011年7月26日(火) 12時10分

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25日、中国高速鉄道事故について、台湾の高速鉄道関係者が「落雷による衝突は起きたことがない」とし、「それが本当であれば中国は世界初の例になる」と指摘した。写真は24日の事故現場。

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2011年7月25日、聯合早報によると、中国で高速鉄道の追突・脱線事故が発生したことについて、台湾交通部高速鉄道工程局の陳正楷(チェン・ジョンカイ)副局長は「他国の高速鉄道でも過去に衝突や出火という事故は起きたが、落雷による衝突は起きたことがない」とし、「それが本当であれば中国は世界初の例になる」と指摘した。

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今回の事故で、後続列車が先行列車に衝突したことについて、台湾の高速鉄道関係者は「台湾ではあり得ない」と評する。高速鉄道の運行は線路を一定区間に区切り、同一区間に複数の列車が運行しないようにすることで安全を確保しており、最低15kmの間隔での運行が保たれる。先行列車がブレーキをかけるか停止すれば安全システムが作動し、間隔が10km以下になった時点で自動的にブレーキがかけられ停止するように設計されている。

台湾の高速鉄道工程局によると、台湾では高速鉄道のすべての路線のシステムに接地シールド線と避雷設備が設けられており、落雷の直撃が列車や関連設備に及ばないように対策されているほか、落雷の高圧電流により設備が損傷を受け電力が供給できなくなっても、コントロールセンターが介入して故障した設備を切り離し、列車と乗客の安全を確保できるようになっている。

また、台湾の高速鉄道ではすべての運転士が最低1326時間以上の訓練を経ており、8カ月以上の訓練を受けなければ実際に列車を運転できないようになっており、さらに運転に就いてからも旅客機パイロットと同様の心身健康検査を定期的に行っていることを明かしている。(翻訳・編集/岡田)

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