2011年7月25日、香港の英字紙ザ・スタンダードは「恐怖が航空会社の利益獲得を促進か」と題した記事を掲載し、高速鉄道脱線事故の影響で中国の旅行客が鉄道よりも飛行機を選択するケースが増加するとの見方を示した。環球時報（電子版）が伝えた。

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記事は、高速鉄道の脱線事故の影響で飛行機の利用が増加し、航空会社に利益をもたらすだろうと予想する。また、「脱線事故の発生により、50路線以上が一時的に運転停止となり、鉄道部門に大きな損失を与えた。たとえ運行停止がなかったとしても、今や鉄道の安全性が旅客の焦点になっている」とも指摘する。

香港卓越国際基金管理公司のアナリストは、飛行機の利用増加で恩恵を最も受けるのは国内路線に特化している中国東方航空で、国際路線が中心の中国国際航空や中国南方航空のメリットはそれほど多くないと指摘。また、「事故発生前に報道された鉄道部の腐敗とも関連し、政府は鉄道部門の再編を行うだろう」と語った。（翻訳・編集/HA）