元妻が恋しくて階段に住み続ける男―北京市

2007年1月23日、北京市六里橋にあるアパートの住民たちが、怒りを爆発させた。それは、アパートの階段に2年もの間住みついている1人の男性が原因だ。この男は住民の迷惑を省みず、まるで自分の家のように階段を使っているという。

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話によると、この男は数年前に刑務所行きとなった「王」という人物とのことだ。犯罪者になった夫に、当時の妻は三下り半を突き付け、離婚後息子を連れて引越していった。2年前刑務所から出てきた王は、すぐに元妻のアパートを訪ねたがあっけなく門前払い。だがそばにいたいと考え、そのまま居続ける行動に出た。なんと、元妻の部屋の前の階段を住処にしてしまったのだ。

それから2年たった今も、元妻は元夫を受け入れようとはしない。そして息子は「父は誰の話も聞く耳を持たない。何を考えてここにいるのかわからないけど、1日も早く出て行ってほしい」とコメントしている。

アパートの管理委員会は、王の強制退去を現在検討中とのことだ。