愛国心の強い中国人も「メイド・イン・チャイナ」は敬遠―海外メディア

Record China    2011年7月31日(日) 8時1分

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25日、アラブ首長国連邦の英字紙ナショナルは、中国人は一般的に強い愛国の傾向を示すが、消費に関してはメイド・イン・チャイナは無関係であると伝えた。写真は中国製炊飯器。

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2011年7月25日、アラブ首長国連邦の英字紙ナショナルは「メイド・イン・チャイナは中国で不人気」と題した記事を掲載し、中国人は一般的に強い愛国の傾向を示すが、消費に関してはメイド・イン・チャイナは無関係であると説いた。29日付で環球時報が伝えた。

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北京では中国製品に対し警戒心を持っている人々を容易に見つけられる。「外国製品の品質は高いが、中国製品は違う」「多くの中国人は中国製品を買おうと思っているが、頻繁に報道される品質問題に腰が引けてしまっている」などの感想を持つ消費者が多い。

自動車を例にとると、外国製自動車は高過ぎて手が出なくても、中国国内で組み立てた外国メーカーの自動車を選択することが最も好ましいと消費者は考えている。また、電子製品では、たとえ中国製であっても海外ブランド製品は高い価格設定がされている。こうした状況を受け、西洋風の名前を付けることによって消費者の信頼を得ようとする中国ブランドも少なくない。

中国メーカーはイメージの問題に直面している。多くの消費者が中国製品はまあまあと認識している可能性はあるが、品質が一流だとは思っていないだろう。こうしたイメージが中国製品が高級ブランド市場に参入できない原因を説明している。あるコンサルティング会社は、中国製品が高級ブランド市場で成功する可能性がある分野は陶器と玉の細工物だろうと指摘する。

愛国心の強い中国人が外国製品をこぞって購入することについて、香港浸会大学の孔慶勤(コン・チンチン)副教授は「監督管理の環境が改善されれば、中国人はメイド・イン・チャイナの品質と安全性に信頼を寄せるようになる。中国企業がより強大なブランドイメージを育て上げられれば、中国人の外国製品に対する信仰は弱まっていくだろう。しかし現段階ではそうした現象はまだ現れていない。中国人が豊かになるにつれ、外国製品購入の傾向はますます強くなっている」と分析している。(翻訳・編集/HA)

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