言論統制に抵抗する中国メディア=面従腹背の抗議―中国

Record China    2011年7月31日(日) 17時5分

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23日の事故発生以来、中国各紙は連日トップで報道を続けてきた。しかし29日にメディア規制が発令され、30日には多くの新聞では報道が大幅に縮小した。だが、一部には果敢に抵抗する姿勢を示したメディアもある。写真は28日、事故現場の献花。

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23日の事故発生以来、中国各紙は連日トップで報道を続けてきた。しかし29日にメディア規制が発令され、30日には多くの新聞では報道が大幅に縮小した。だが、一部には果敢に抵抗する姿勢を示したメディアもある。2011年7月30日、世界日報が伝えた。

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黒を基調とした大判の写真をトップにしたのは南方都市報。「真相こそ最良の記念となる」「7月23日温州高速鉄道追突事故初七日」というコピーと死亡者の一覧が白字で飾られている。

中国青年報は「初七日」「D3115」「D301」という文字と温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が事故現場で深々と一礼している写真のみ。他は真っ白なままだ。東方早報は官制メディア報道の温家宝首相記者会見を載せているだけだが、「人命救助」「重要なのは国民に真相を知らせることだ」など、一部の語句を拡大することでメッセージを発している。

独自報道はしていないので通達に反しているわけではないと建前を守りつつ、最大限抗議する姿勢を示している。他にも記事を載せる予定だったスペースを白紙のままにしたり、1面の一切の記事を載せず、広告だけにするなど、さまざまな方式の抗議が見られた。(翻訳・編集/KT)

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