米紙ニューヨーク・タイムズはこのほど、「2018年に必ず行くべき世界の名所52選」ランキングを発表した。中国からは甘粛省が17位で、唯一のランクインとなった。これは、同省にとって、「2017年アジアの人気観光地ランキング」首位に続く栄誉となり、甘粛省の観光地としての知名度と名声が大幅に上昇し、世界的な観点から見ても人気の高さを物語っている。甘粛日報が伝えた。

ニューヨーク・タイムズは13年連続で「必ず行くべき世界の名所」を発表しており、甘粛省に対しては評価コメントの中で、次の通り紹介している。

「中国の甘粛省は、古代シルクロードの名所だったが、数年前から西部地区への高速鉄道が開通したため、同省内の多くの古代シルクロード観光地へのアクセスがどんどん便利になっている。張掖丹霞国家地質公園の七彩丹霞山脈はシュールレアリスムの世界を醸し出している。この地には、今では甘粛省の省都・蘭州から列車で3時間で行くことができるようになり、これまでの半分の所要時間となっている。同様に、明朝に建造された長城の最西端で、14世紀の雄大な建築物である嘉峪関関城も交通の便が格段に良くなり、4年間の歳月と2億9000万ドル（約320億円）の資金が投入されて修復され、昔の栄華を見事に取り戻している」。

ニューヨーク・タイムズが毎年発表する「必ず行くべき世界の名所」ランキングは、国際観光業界から幅広く認められているだけではなく、多くの国の人々にとって、海外旅行に行く際の重要な参考資料になっている。「必ず行くべき世界の名所」ランキングは、世界観光市場での調査結果と観光業専門家の意見を総合し、その年に最も大きな影響力と魅力を備えた観光地を選出している。2018年ランキングにアジアでランクインした観光地は、甘粛省のほか、韓国の江原道（カンウォンド）、ブータン、カンボジア海岸地域などがある。（提供/人民網日本語版・編集/KM）