中国経済変調?大型トラックの販売7%マイナス=経済成長鈍化、貸し渋り影響―今年上半期

Record China    2011年8月3日(水) 8時7分

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2日、中国の2011年上半期(1−6月)の大型トラックの販売台数が前年同期比7.04%減の54万3425台だったことが分かった。

2011年8月2日、中国の2011年上半期(1−6月)の大型トラック販売台数が前年同期比7.04%減の54万3425台だったことが分かった。右肩上がりだった同販売台数の減少は異例の事態。経済成長のスピードが鈍化していることに加え、優遇政策の期限切れや銀行の貸し渋りなどが影響し、販売台数は大きく落ち込んだ。中国の各メディアが伝えた。

販売台数の上位3社はいずれも前年比割れとなり、東風汽車が前年同期比0.8%減、中国重汽が同19.7%減、第一汽車が同34%減だった。一方4−9位は軒並み好調で、それぞれ同0.6%−90.7%増加した。

大型トラック市場が大手メーカーを中心に突然不振に陥った原因は、経済成長の鈍化、優遇政策の期限切れ、金融引き締め、物流コストの上昇、業界再編の影響などと推測される。中国自動車工業協会の董揚常務副会長兼秘書長は、「最大の原因は銀行の貸し渋りだ」との考えを示し、商用車は銀行から資金を借りて購入し、儲けで返済するパターンが一般的だが、金融引き締めで融資が受けられず購入につながらなかったと説明する。

また、東風商用車公司の黄剛総経理も「環境性能基準や安全標準の制定は、トラック業界の健全な発展に貢献するものだが、厳しくなればなるほど生産コストが上昇する」と頭を悩ませる。原材料や人件費も高騰しているが、人民元の切り上げで海外進出も困難な状況だという。(翻訳・編集/JX)

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