原油対外依存度が55.2%に、初めて米国を上回る―中国

Record China    2011年8月4日(木) 15時16分

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2日、中国工業情報化部は中国の原油対外依存度が55.2%に達し、初めて米国を上回ったことを報告書で明らかにした。写真は中国のガソリンスタンド。

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2011年8月2日、中国工業情報化部は、中国の原油対外依存度が55.2%に達し、初めて米国を上回ったことを報告書で明らかにした。3日付で京華時報(電子版)が伝えた。

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中国工業情報化部の報告書「2011年上半期石油・化学工業経済運営状況」によれば、2011年に入って中国のエネルギー資源消費の急速な増加が続き、対外依存度もそれに応じて拡大。1〜5月、中国国内の石油見かけ消費量(生産量に純輸入量を加えたもの)は1億9800万トンに達し、前年同期比10.3%増となった。増加率は1〜3月と比べて1.6ポイント減少したが、急速な増加傾向が続いている。

このうち、原油見かけ消費量は同8.5%増の1億9100万トン。対外依存度は55.2%に達し、米国(53.5%)を上回った。中国の石油消費の増加はGDPの伸びを上回っており、エネルギー消費の増加が過度に速く、エネルギー生産と省エネ・排出削減に大きな圧力をもたらしている。

原油の対外依存度の高まりは中国のエネルギー安全保障にかかわる大きな問題であり、また、原油価格の上昇と深くつながっており、中国の原油輸入コストを増大させていることが指摘されている。(翻訳・編集/岡田)

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