より良い教育を求め、外国の大学への進学を選択する優秀な中国人学生が急増―米メディア

Record China    2011年8月6日(土) 11時12分

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2日、米誌は外国の有名大学が優秀な中国人学生の争奪戦に参入してきたことにより、中国の大学入試に大きな変化が起きていると伝えた。写真は受験勉強をする江蘇省揚州市の高校3年生。

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2011年8月4日、環球時報(電子版)は、2日付けの米タイム誌の記事「なぜ中国の大学は優秀な学生を失い続けているのか?」を紹介した。

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長年にわたり、中国では有名大学に入学できるかどうかが、学生たちの最大の関心事だった。全国統一の大学入試で優秀な成績を収めた学生は、こぞって北京大学清華大学といった一流大学に進学していった。しかし、最近、外国の有名大学が優秀な中国人学生の争奪戦に参入してきたことにより、その状況に大きな変化が現れ始めている。

今年、中国の大学を受験しなかった約100万人の学生のうち、約20万人が海外の大学への進学を選択した。米国では10万人以上の中国人学生が大学を受験しており、また、中国の有名大学ではなく香港の大学を選んだ学生が今年だけでも17人もいる。

その主な原因として、中国の大学は長年にわたり拡大拡張を繰り返してきたため、400億ドルにも上る負債を抱えており、それが教育の質の維持向上を難しいものにしていることや、中国の教育制度が学生の不満を招いていることなどが挙げられる。

この現象を重く見た中国政府は、今年6月に国務院より「中国教育改革10年計画」を公布し、各教育機関の政府のコントロールからの離脱による教育改革を促している。しかし、今のところ、その目標を達成するための具体的な法案も資金も用意されておらず、改革は困難を極めそうだ。(翻訳・編集/AN)

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