最新鋭の米軍兵器は中国のレアアースがなければ作れない―カナダメディア

Record China    2011年8月11日(木) 1時28分

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8日、カナダメディアは、米軍が持つ近代的兵器の中心的部品の生産は、中国のレアアースに完全に依存していると報じた。米国は自国での採掘を再会させようとしているが、産業チェーンの整備には長い時間が必要となる。写真はパオトウ市のレアアース鉱山。

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2011年8月8日、カナダメディアは、米軍が持つ近代的兵器の中心的部品の生産は、中国が生産するレアアースに完全に依存していると報じた。9日、環球網が伝えた。以下はその抄訳。

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先進的兵器製造に欠かせないのがレーザー発生器と磁石だが、その生産にはレアアースが欠かせない。追尾ミサイル、誘導爆弾、人工衛星、軍艦のハイブリッドモーター……そのすべてにレアアースが使われている。

現在、レアアース生産量のほぼすべては中国に集中している。もっとも中国の埋蔵量は全世界の36%で、他国にレアアースがないわけではない。問題は安い中国産にコスト的に太刀打ちできないことにある。かつては米軍兵器に使用されていたレアアースは米国産だったが、現在では鉱山が閉鎖され、中国に依存することとなった。

中国がレアアース輸出規制を強化する姿勢を示すなか、米議会は2010年、レアアース産業再建法案を可決した。しかし、再建は一朝一夕にはできない。産業チェーンの整備には15年前後が必要だと米議会旗下の諮問機関は見通しを示している。(翻訳・編集/KT)

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