ユニバーシアード開幕前の高速鉄道開通は絶望的―広東省

Record China    2011年8月12日(金) 2時7分

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10日、中国・広東省深セン市で12日から開催される夏季ユニバーシアード大会に合わせて開通が予定されていた広州と深センを結ぶ「広深高速鉄道」だが、大会前の正式開業はほぼ絶望的とみられている。写真は10年3月、広深高速鉄道・深セン北駅の建設現場。

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2011年8月10日、香港紙・明報は、中国・広東省深セン市で12日から開催される夏季ユニバーシアード大会に合わせて開通が予定されていた「広深高速鉄道(広東省広州市〜深セン市間)」が、開幕2日前になっても正式発表がないことから、大会前の正式開業はほぼ絶望的だろうと報じた。

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武漢と広州(武広線)、北京と上海(京滬線)などを結ぶ他の高速鉄道路線の開通の際には、半月前までに開通の正式発表があり、1週間から4日前までに前売券の発売が始まっていたことを考えると、確かに広深高速鉄道が開幕前に開通する可能性は低いと言えそうだ。

ある鉄道関係者は、「準備は計画通り進められており開幕前の開通は可能だと思われるが、上層部からの正式な開業日程の通達はまだなく、計画通り開通することはないだろうと明かしている。

浙江省温州市で先月23日に起きた高速鉄道の脱線事故により、世論の批判が激しくなっている中での新たな高速鉄道路線の開通は、万に一つの失敗をも許されない緊張に満ちたものになるだろう。今回の開通延期は、この厳しい時期を避ける狙いがあるのかもしれない。なお、今年6月30日に華々しく開業した京滬高速鉄道(北京〜上海)は、開業1カ月余りで計38件の不備を出している。(翻訳・編集/AN)

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