中国本土で「台湾ブーム」、民衆の現状への不満の表れ―台湾メディア

Record China    2011年8月12日(金) 6時30分

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8日、辛亥革命100周年を迎えた中国本土で、「民国(台湾)ブーム」が起きている。写真は辛亥革命の出発点となった武昌蜂起が勃発したゆかりの地、湖北省武漢市。

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2011年8月8日、辛亥革命100周年を迎えた中国本土で、「民国(台湾)ブーム」が起きている。台湾の聯合新聞網が伝えた。

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辛亥革命100周年を迎えた今年、中国本土では「辛亥100年」、台湾では「民国(建国)100年」を記念するイベントがそれぞれ行われている。だが、記事は、中国共産党は「辛亥100年」は祝うのに「民国100年」が台湾で祝われている事実は無視するのか、と指摘。孫文が主導した辛亥革命により中国の歴史上初の共和国である中華民国が誕生し、今でも「台湾・澎湖・金門・馬祖」できちんと統治が行われていることを無視すべきでないとした。

興味深いのは、中国共産党が「民国」に触れないようにしているにも関わらず、中国本土の民間や学界では「民国ブーム」が起きていること。こうした現象について、中国人民大学政治学部の張鳴(ジャン・ミン)教授は「中国本土では近年、『民国研究』が盛んに行われている。これは民衆の現状に対する不満の表れだ」と指摘した。

こうしたブームは民衆の「民主に対する追求」と「秘かな呼び掛け」だと張教授。民国の息吹を継承する台湾に対し、中国本土の民衆は強い憧れを抱いているとの見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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