Record China 2011年8月15日(月) 10時59分
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11日、炭鉱の町として100年の歴史を持つ山西省孝義市は、市全体の5分の1が「採り尽くされた」状態だ。写真は山西省太原の石炭貯蔵場。
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2011年8月11日、炭鉱の町として100年の歴史を持つ山西省孝義市は、市全体の5分の1が「採り尽くされた」状態だ。中国新聞社が伝えた。
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孝義市国土局の資料によると、市全体の19%にあたる180平方キロメートルが「採り尽くされた」状態だ。同局地環科の武欣涛(ウー・シンタオ)科長によると、同市の石炭採掘の歴史は100年に及ぶ。多くの場所で落盤や地滑りなどが発生しているが、それらはすべて炭鉱跡地。市内にはまだ危険な個所が数多く点在しており、落盤の危険がある場所は146カ所、地滑りは6カ所に上るという。
山西省地質環境監測センターが作成した「山西省孝義市の地質災害予防規則」(規則)によると、地質災害は同市の市民の生命や財産を著しく脅かしており、正常な生産生活に影響を及ぼしている。特に市中心部から35km離れた西辛庄鎮(村)が最もひどい状態で、地質災害が起こる可能性が高い危険個所は34カ所。市内の危険個所全体の5分の1を占める。
西辛庄鎮の苦境は全国でも有名だ。同鎮は80年代初めから累計1.32トンの石炭を産出、2008年末時点の採掘跡地は8.38平方キロメートルに上った。落盤や地滑りが頻発しており、多数の家屋や交通インフラ、水利施設などが倒壊などの被害にあっている。孝義市政府の資料によると、同鎮の3850戸が人と家畜の飲料水が不足している状態で、付近の住民は1トンあたり10元(約120円)で水を買って飲んでいるという。
「規則」によると、2009年に同市が地質災害によって被った経済的損失は約4億3500万元(約52億円)、うち落盤によるものが96.3%を占めるという。(翻訳・編集/NN)
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