<レコチャ広場>中国の高官はロック大使の「公僕」ぶりを見習え

Record China    2011年8月16日(火) 10時48分

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14日、中国の作家、航億葦氏は「省部級高官の外出はゲイリー・ロック(駱家輝)駐中国大使を基準にせよ」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は12日夜、家族とともに北京に到着したロック大使。

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2011年8月14日、中国の作家、航億葦(ハン・イーウェイ)氏は「省部級高官の外出はゲイリー・ロック(駱家輝)駐中国大使を基準にせよ」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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ゲイリー・ロック氏が米国の駐中国大使に任命された。米国史上初の中国系ということでメディアの注目を集めたが、それよりもロック大使の登場の仕方は新鮮だった。同大使は中国赴任に際し、一般人と同じように飛行機に乗り、一般人と変わらぬ服装で、手荷物も自分で持ち運んでいた。大使のお子さんたちも同様に自分の荷物は自分で持っていた。

北京空港に到着すると、米国大使館が高級車で出迎えたが、大使は「車が小さい」とこれを断り、家族と共に普通の大型車に乗り込んだ。車に乗る時も、全員が自分の荷物は自分でトランクに詰め込んだ。

大使と同じ飛行機に乗り合わせた人たちはみな驚いていた。大使一家は機内で一般客と同じように振る舞い、同じ機内食を食べていたのだ。米国の大使が同じ機内にいることに気付いた人はいなかった。飛行機を降りて、スーツに皮靴の役人たちが出迎えるのを見て初めて分かったという感じだったようだ。

高官が全く高官ぶらない。これこそが正しい姿だろう。役人というのは人民の公僕だ。それなのに中国の役人はどうしても偉ぶらないと気が済まないらしい。だが、ロック大使に出来ることを我々中国の役人が出来ないことはあるまい。どうか、省部級の高官はロック大使に学んでほしい。

彼らの肩書はロック大使と同等だ。これほど高い役職の人間が率先して一般人と同じようにすれば、その効果は絶大だろう。中国役人の悪しき慣習の改善につながるに違いない。一般人と同じようにということは、特別扱いしないということ。飛行機も車もホテルも食事もわざわざ役職によって差別化することはない。彼らを一般人扱いすれば良いだけだ。

役人が特権を利用して威張り散らすような行為は国民の反感を買うだけだと、ロック大使や西側国家の役人は熟知している。だから、外に出る時もわざわざ威光を掲げるようなことはしないのだ。我々社会主義国家の優秀な党の幹部が、ロック大使たちに及ばなくて良いわけがないだろう。(翻訳・編集/NN)

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