Record China 2011年8月16日(火) 14時17分
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15日、北京に着任したロック米駐中国大使の飾らない自然な振る舞いに、中国のネットユーザーから「これこそが民主、清廉だと教えてくれた」と喝采が送られている。写真は14日、着任会見を開いたロック大使。
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2011年8月15日、北京に着任したゲイリー・ロック(駱家輝)米駐中国大使の飾らない自然な振る舞いに、中国のネットユーザーから「これこそが民主、清廉だと教えてくれた」と喝采が送られている。中国のコミュニティサイト・凱迪社区に掲載された。以下はその内容。
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まずは、庶民の前に登場する時の中国高官の典型例を紹介しよう。髪の毛にポマードをべったりなでつけ、いかにも高そうなスーツを着用。ピカピカに磨かれた高級皮靴と頭のテカテカが対をなし、全身まばゆいばかりの輝きを放つ。
これに比べ、米国大使館の新たな“主人”となったロック大使の質素ぶりが目を引く。北京に到着した大使一家は末っ子の女の子以外は全員、自分の荷物は自分で持っていた。大使は高級車での迎えも断り、家族と共にごく普通の大型車に乗り込んだそうだ。
これこそが米国だと思った。米国人は頭が良い。無駄な金を費やして大々的に「国家イメージ」の広告を打つより、1人の大使の立ち居振る舞いがそのまま国家イメージになることを分かっている。これがまた、限りなく魅力的だ。残念ながら、中国がこのような高官を“生産”することは不可能だろう。
民主とは何か、清廉とは何か。ロック大使の登場でまざまざと教えられたような気がする。米国では政府がわざわざ「誠心誠意、人民に奉仕しよう」「八栄八恥(社会主義栄恥観)」などと教育しなくても、ほとんどの役人が自覚を持っているのだ。下半身スキャンダルを起こした大統領もいたが、中国と比べれば、汚職役人の数は圧倒的に少ない。
米国には「党が幹部を管理する」という考え方がないことが大きな理由だろう。彼らが目指すのは選挙でトップに立つこと。米国では庶民が役人を管理する立場であるため、役人が庶民の感情を害するようなことはしない。反対に庶民が役人をどんなに非難してもおとがめなしだ。これが中国だったら“全国指名手配”の可能性も。だから、役人や政府の「常軌を逸する行為」が横行するのだ。
イデオロギーから言えば、米国は「資産階級の自由化」が最も進んでいる国で、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想を基本とする社会主義国・中国とは敵ということになる。だが、役人の清廉度は中国より圧倒的に高い。中国役人の清廉度が米国を超える日は来るのだろうか?もしかしたら、「中国の台頭」が彼らをさらに調子に乗らせることになるかもしれない。(翻訳・編集/NN)
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