2011年8月16日までに、エネルギー関連事業を展開するロイヤル・ダッチ・シェルが、広東省珠海市に建設を進めていた中国初の潤滑油技術サービスセンターが完成し、8月下旬にも稼働することがわかった。中国の各メディアが伝えた。

同センターは珠海市高欄港経済区に位置し、総工費は約4500万元。付近には、同社のアジアエリア最大規模を誇るエンジンオイル精製工場がある。同センターは、潤滑油製品に関する応用技術の研究拠点として、国内の自動車、船舶、工業機械などを対象にソリューションを提供するほか、取り扱い店向けに技術サービスやトレーニングを行ったり、国内外の大学や研究機関などと学術交流も予定している。しかし同社潤滑油事業中国・香港地区の楊帆総監は、本格的な研究開発センターの設置についてまだ具体的な計画はないとしている。

シェルグループは世界第2位の石油エネルギー企業で、中国市場においても潤滑油の製造販売で市場トップ。（翻訳・編集/JX）