Record China 2011年8月17日(水) 19時43分
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16日、南方都市報は記事「遊撃隊の借用証、まだ通用するのか?」を掲載した。60年以上前に共産党ゲリラに銃や食料を「貸した」地主の子孫が返済を求めている。写真は11日、取材する記者に借用書をみせる黄蘇強氏。
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2011年8月16日、南方都市報は記事「遊撃隊の借用証、まだ通用するのか?」を掲載した。以下はその抄訳。
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日中戦争期、広東省一帯で活躍したのが中国共産党ゲリラ部隊・広東人民抗日遊撃隊東江縦隊(通称は東江遊撃隊)。1947年8月、広東省恵州市博羅県の地主・黄観栄(ホワン・グワンロン)氏からライフル2丁と弾丸200発、ピストル1丁と弾丸50発、穀物500キロあまり、ブタ2頭を「借りた」。
共産党ゲリラと地主という関係だけに、友好的な契約だったかは疑問に残るところだが、借用書も残っているだけに「借りた」ことは間違いない。なお借用書には「天下に打って出たら返す」という不思議な借用期限も書かれている。
さて、この借用書を大事に保存してきた黄一族。1977年に県政府民政局に返還を申し込んだところ、「戦争時期にはこんな貸し借りはたくさんあったが、県には金がないので支払えない」と門前払い。2009年にもう一度訪ねると、「借り主がもう存在していない。貸し主だけの証拠では不十分だ」と突っぱねた。
そして今年8月8日、黄観栄氏の曾孫にあたる黄蘇強(ホワン・チャンスー)氏はネット掲示板にこの問題について書き込み注目を集めた。県政府民政局は取材に対し貧困者への緊急支援は可能だが、借用書については真偽も不明で、また政策の規定もなく、どう対処していいかわからないと途方にくれていた。(翻訳・編集/KT)
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