Record China 2011年8月17日(水) 15時59分
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17日、高速鉄道事故で多数の問題発言を繰り返し一般市民の反感を招いた中国鉄道部の王報道官が解任されることとなった。8年間という在職期間は異例の長さだった。写真は先月24日、記者会見で事故の説明をする王報道官。
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2011年8月17日、京華時報によれば、浙江省温州市で7月23日に発生した京滬(北京・上海)高速鉄道の追突事故で多数の問題発言を繰り返し一般市民の反感を招いた中国鉄道部の王勇平(ワン・ヨンピン)氏が報道官の職を解任されることとなった。兼任していた政治部宣伝部部長の職も解かれるという。
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消息筋によれば、王報道官の解任は事故の記者会見での失態と無関係ではないという。王報道官は、事故後も「中国の技術は先進的だ」と中国の技術力をアピールしたほか、救出活動を打ち切った後に女児が救出されたことについて「奇跡としか言いようがない」、事故車両を埋めたのは「救出作業を円滑に行うため」などと発言し、一般市民の強い不満と疑念を招いていた。
鉄道部の関係責任者は「王報道官に対する今回の措置は単なる人事異動であって、免職や停職などではなく、報道官は事故や救出活動の責任者でもないため待遇や等級が変わることもない。今後の配属先については未定だ」と話している。
王勇平報道官は1955年生まれの元技術者。2003年から鉄道部政治部宣伝部部長と報道官を兼任していた。8年間という在職期間は中国では異例の長さだった。事故が発生する以前は、常に微笑を浮かべ、落ち着いた対応が特徴的だったが、事故後は失態が続いた。
なお、後任は哈爾濱鉄路局の党委員会書記を務める韓江平(ハン・ジアンピン)氏になる可能性が高いと見られている。(翻訳・編集/岡田)
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