富は西から東へ、アジアの富裕層に高級品購入ブーム―シンガポールメディア

Record China    2011年8月20日(土) 10時26分

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18日、シンガポールメディアはアジアで富裕層の増加により高級品の需要が高まっていると伝えた。写真はオークション会社が北京で開催した高級品展。

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2011年8月18日、ロイター通信によると、富が欧米からアジアへと移動するのに伴い、アジアの市場では高級車、高級不動産、美術品、宝飾品、高級酒などのぜいたく品の需要が高まり続けている。シンガポールの中国語紙・聯合早報(電子版)が伝えた。

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昨今、株式市場の株価暴落や不景気により第二の衰退が心配されるが、アジアではぜいたく品の購入の動きは各地で絶えず繰り広げられている。シンガポールの富裕層では20代の若者にもポルシェやランボルギーニなどの高級車を購入する人がおり、これは若者の可処分所得(自由に使える手取り収入)の増加により消費意欲が高まったことの表れだ。

世界の株式市場ではこのほど株価が暴落したが、スイスの大手銀行ジュリアス・ベアの調査部門責任者、マーク・マシューズ氏は、アジアの富裕層はすべての財産を投資につぎ込むことはないため、世界的な金融の動揺に耐えることができると指摘した。

アジアの富裕層にとって、一番の投資先は不動産だ。アジアの不動産価格はますます値上がりし、英ポンドは値下がりしているため、ここ数カ月、ロンドンの不動産はアジアの富裕層に最も好まれ選ばれている。

英不動産大手ナイト・フランクのデータによると、今年上半期だけで、アジア人がロンドン中心部で購入した新開発プロジェクトは10億ポンド(約1260億円)に上り、すでに2010年1年分の金額に達している。同社のアジア・太平洋地区担当のヴェナー主管は、「人民元、香港ドル、シンガポールドルなど、アジアの貨幣を英ポンドに換えるのは非常に利益がある」と述べた。(翻訳・編集/若林亜希)

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