<京滬高速鉄道>追突事故の影響で利用者3割減、年1200億円の減収に―中国紙

Record China    2011年8月23日(火) 9時4分

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21日、浙江省温州で23日に起きた高速鉄道事故の影響で、北京・上海間を結ぶ「京滬高速鉄道」の利用者数が3割減り、年間100億元(約1200億円)ほどの減収になる見通しだと中国紙が報じた。写真は20日、京滬高速鉄道の南京南駅付近。

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2011年8月21日、中国紙・経済観察報は先月23日に起きた浙江省温州での高速鉄道事故の影響で、北京・上海間を結ぶ「京滬高速鉄道」の利用者数が3割減り、年間100億元(約1200億円)ほどの減収になる見通しだと報じた。

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記事によると、京滬高速鉄道の事故前の1日当たりの平均利用者数は17万人。6月30日の開通以来、10万人、12万人と順調に伸び続け、最高で19万人に達した。切符1枚当たりの単価を二等席の555元(約6660円)で計算しても、年間の運賃収入は344億元(約4120億円)に達し、年間の黒字額も100億元(約1200億円)を下らないとみられていた。

ところが、7月23日の高速鉄道事故により、利用者数は激減。さらに、開通以来故障が頻発していた中国北車製の車両「CRH380BL」型54編成をリコールしたことにより、運行本数が1日88往復から66往復に減少してしまった。

同紙が複数の専門家から聞いた話をまとめたところによると、京滬高速鉄道の現在の1日当たりの利用者数は事故前より3割ほど減った11万人程度に落ち込んだ。これを二等席の555元で計算すると年間の運賃収入は220億元(約2630億円)、当初の予定より100億元(約1200億)ほどの減収になる見通しだという。(翻訳・編集/NN)

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