Record China 2011年8月22日(月) 20時59分
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22日、中国・広東省深セン市で21日に行われたユニバーシアード競技大会女子サッカー決勝で中国が日本を制し優勝したことについて、中国のスポーツ記者、徐毅氏は「手放しで喜べない」と複雑な心境を吐露している。写真は優勝を喜ぶ中国代表チーム。
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2011年8月22日、中国・広東省深セン市で21日に行われたユニバーシアード競技大会女子サッカー決勝で中国が日本を制し優勝したことについて、中国のスポーツ記者、徐毅(シュー・イー)氏は「手放しで喜べない」と複雑な心境を吐露している。ブログサイト・新浪博客に掲載された。以下はその内容。
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中国は延長戦の末に逆転し、2−1で日本を下した。筆者は終了の笛が鳴った途端、興奮が頂点に達したが、複雑な気分に包まれたサポーターもいたようだ。「半ば国家代表ともいえるチームが大学生チームを倒して金メダルを取ったところで何になる?」ということらしい。
決勝戦の注目度はかなり高かった。日曜日の4時過ぎから、会場となった深セン宝安体育場の外には大勢のサポーターが詰めかけ、ダフ屋のチケットは500元(約6000円)にも跳ね上がった。これほどまでに盛り上がったのは、それだけ金メダルへの期待が高かったからだろう。
だが、実はこの中国女子サッカーチームのメンバーに対しては、当初から異議申し立てがあった。第1戦の対中華台北戦。中国が2−0で下したが、その際、納得いかない相手側から「国家代表メンバーがいなかったら完全に我々が勝っていた」と指摘されたのだ。
確かに今回のチームには卒妍(ビー・イエン)、屈[女册][女册](チュー・シャンシャン)など国家代表として知られたメンバーが何人もいる。屈は昨年の広州アジア大会でキャプテンまで務めた選手だ。これに対し、日本チームは無名の選手ばかり。平均21歳の彼女たちは全員学生だ。もちろん、国家代表メンバーなど含まれていない。
それなのに、彼女たちの実力は秀でていた。国家代表を4人も抱えたブラジルチームも3−1で破っている。統計によると、日本の大学には2000人前後の女子サッカー選手がいるそうだ。これは10年前のほぼ10倍。これほどの数がいるからこそ、純粋な大学生チームを送り込むことができたのである。
一方、中国女子サッカーの前監督、商瑞華(シャン・ルイホア)氏は「中国の大学で選手を探そうと思ったらかなり難しいというのが現状。そもそも選手人口が少なすぎる」とその窮状を語っている。(翻訳・編集/NN)
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