Record China 2011年8月23日(火) 12時41分
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22日、北京−上海間の高速鉄道で中国北車製の車両がリコールされた問題で、原因は当初発表された「パンタグラフや車軸の温度センサーの誤作動」ではなく、車軸にヒビが発見されたためだと中国誌が報じた。写真はリコールされた中国北車製の「CRH380BL」型。
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2011年8月22日、中国誌・新世紀は、北京−上海間の高速鉄道「京滬高速鉄道」で中国北車製の車両54編成がリコールされた問題で、原因は当初発表された「パンタグラフや車軸の温度センサーの誤作動」ではなく、車軸にヒビが発見されたためだと報じた。新華報業網が伝えた。
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記事によると、山東省済南で7月15日に行われた定例検査で、中国北車製の車両「CRH380BL」型に対し、金属内部の傷の有無を調べる超音波探傷試験を実施したところ、11両目の車軸に長さ7.1ミリ、幅2.4ミリの傷が見つかった。
だが、ヒビが見つかった車軸の交換が行われただけで、この列車は運行を再開していた。これと同型の列車や同じメーカーの車軸を使用する列車も同様に、その後も時速300キロで走行していたという。中国鉄道部によると、車軸に2ミリ以上の傷が生じた場合、部品の廃棄が義務付けられており、そのまま使い続けると車軸が折れて脱線や転覆する危険性が高い。
この「CRH380BL」型に車輪と車軸を組み立てた輪軸(りんじく)を供給していたのは智奇鉄路設備有限公司というメーカーで、汚職容疑で解任された劉志軍(リウ・ジージュン)前鉄道部長との関係が指摘されている山西省の女性実業家、丁書苗(ディン・シューミャオ)氏が牛耳っている会社。
ヒビがあったことは否定しており、「探傷試験に使用された機械はドイツ製のようだが、当社の輪軸はイタリアの技術を基にしており、イタリア製の機械で検査した時は問題なかった」と反論している。(翻訳・編集/NN)
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