鉄道のチケット代理販売権譲渡となるか?高速鉄道事故が突破口になる可能性も―中国

Record China    2011年8月24日(水) 8時38分

拡大

22日、高速鉄道事故で妻を亡くした男性が鉄道のチケット代理販売権を要求したことから、鉄道部の動向が世間の注目を集めている。写真は北京の鉄道乗車券発売窓口。

(1 / 2 枚)

2011年8月22日、浙江省温州市で先月23日に起きた高速鉄道事故で亡くなった陳碧(チェン・ビー)さんの妻、楊峰(ヤン・フォン)さんが補償として中国鉄道部に温州と紹興の鉄道のチケット代理販売権を要求したことから、その動向が世間の注目を集めている。もしこの要求を鉄道部が受け入れれば、楊さんは中国で初めての鉄道チケット代理販売権取得者となる。中国経営網が伝えた。

その他の写真

ネット上で簡単に予約、支払いができる航空券などとは異なり、中国の鉄道チケット販売システムはいまだに非常に原始的で、乗車する本人が窓口の長い列に並び、身分証明書を提示しなければならない。

数年前、北京と上海の鉄道局はネット上でのチケット販売を試みたが、繁忙期になるとシステムがまひしてしまい、使用を中止せざるを得ない状況が続いた。今年6月から再び一部区間の鉄道チケットのネット上での販売が開始されたが、鉄道部にしっかりとした情報システムの基礎がないこと、各都市のシステムやレベルが統一されておらず、集中管理が困難なことから、システムの普及にはまだ課題が残るとみられている。

高速鉄道は事故の影響と、チケット購入に手間がかかることから、空席が目立つ状況が続いている。この状況を打破するためには、合弁販売会社を設立するなど、外部のノウハウと協力を得て、便利で有用なネット販売システムを構築する必要があると業界関係者は指摘している。(翻訳・編集/AN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携