悪徳学習塾から紙飛行機「哀れな子供を助けて」―陝西省西安市

Record China    2011年8月24日(水) 15時16分

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22日、中国・陝西省西安市のあるビルから次々と4つの紙飛行機が飛んできた。そこには、「僕たち哀れな子供を助けて。7階の塾にいます」とたどたどしい文字で綴られていた。これは未認可の学習塾に通う子供たちが放った、精一杯のメッセージだった。

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2011年8月22日、中国・陝西省西安市のあるビルから次々と4つの紙飛行機が飛んできた。そこには、「僕たち哀れな子供を助けて。7階の塾にいます」とたどたどしい文字で綴られていた。これは未認可の学習塾に通う子供たちが放った、精一杯のメッセージだった。華商報の報道。

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両親に旅行に連れて行ってもらったり、プールに行ったり、ハリー・ポッターのシリーズ全作を制覇したり。夏休みに賭ける多くの子供たちの願いはかなわないまま、夏は終りを迎えようとしている。数学の学習塾「敏学堂」に通う50人の小学5年生たちは、昼間は夏季講習、夜は家で学校の宿題と格闘することになった。「親に言われたことだから、どうしようもないんだよね」と語る彼ら。紙飛行機を飛ばしたのは、「その日に誰かが塾を見に来るって聞いたからなんだ」と漏らした。

その学習塾は未認可の塾だった。入口には看板もなく、塾の入居する部屋につながる階段には鉄の扉がはめられ、門番として雇われた男がつねに見張りをしていた。子供たちはそんな教室に閉じ込められ、時々教育局などのガサ入れが入ると、暗い部屋に無理やり隠れさせられたという。この日も、市教育局の職員がこの塾を訪れるも、居留守を使われてしまう。そのうち子どもたちは裏口から脱出させられ、それを発見した職員らに事情を聞かれ、塾の悪徳手口が発覚した。(翻訳・編集/愛玉)

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