世界第2位の経済体・中国は今、価値観混乱で「道徳砂嵐」の只中にある!―人民日報

Record China    2011年8月25日(木) 8時26分

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23日、人民日報は記事「中国社会が遭遇する『道徳砂嵐』=心の砂漠症候群は感染する」を掲載した。人々を感動させる美しいエピソードがたたえられる一方で、中国社会の道徳心は破壊されているという。写真は物ごいに傘を差し出す少女。

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2011年8月23日、人民日報は記事「中国社会が遭遇する『道徳砂嵐』=心の砂漠症候群は感染する」を掲載した。

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1枚の写真がネットユーザーの心を打つことがある。豪雨の中、一人の少女が障害者の物ごいに傘を差し出している蘇州市の写真。倒れ込んだ老人を警官が背負ったカン州市の写真。ボロボロの家の中、全身マヒで動けない息子にお粥を食べさせる白髪の母の写真……。

今、中国社会は「道徳砂嵐」の只中にある。社会の転換期において、利益の文化と浸食、観念の多元化と過ち、社会の発展と陣痛は道徳の成立と成長に未曾有の困難を与えている。上述したとおり、その行動を絶賛される人もいれば、一方で善行を積んでむしろ損をする人もいる。バス停で倒れたお婆さんを助け起こしただけで、「わざわざ助け起こすとはやましい証拠」と裁判所に賠償を命じられた彭宇事件がその典型だ。

一般人の道徳的勇気は個人の自覚からのみ生じるものではない。社会の保護と激励を必要とするものなのだ。我々は市場経済の中で新たな価値観を打ち出さなければならない。世界第2位の経済体の「精神的成長」を促すためには、我々1人1人の努力が必要だ。(翻訳・編集/KT)

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