「カダフィ失墜」は中国経済にどう影響?考えられる、2通りの筋道―米紙

Record China    2011年8月24日(水) 17時56分

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22日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは記事「カダフィの失墜は中国とアジアにどのような影響をもたらすか」を掲載した。リビアの安定が原油価格下落をもたらすのか、あるいは中東情勢をさらに不安定化させて原油価格高騰につながるのか、注目される。写真はリビア。

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2011年8月22日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(中国語版)は記事「カダフィの失墜は中国とアジアにどのような影響をもたらすか」を掲載した。

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最大の影響は国際石油価格の反応だろう。過去10年、世界の石油消費量増加量の80%はアジア由来のものだった。リビア情勢の変化による原油価格下落が続けば、アジアの工業生産コスト引き下げ、ガソリン安に伴う自動車販売台数の増加が予想される。また中国企業の進出を植民主義と批判してきたカダフィの退陣は、中国にリビア進出のチャンスをもたらす可能性もある。

別の角度から考えてみると、退潮が明らかだった「アラブの春」、シリアなどの反政府運動が活気づく可能性もある。もし中東情勢が不安定化すれば、それは石油価格上昇につながる。アジア諸国にはコスト上昇に耐えかねて自国通貨切り上げという合理的な選択肢を選ぶ国もでてくる可能性がある。(翻訳・編集/KT)

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