Record China 2011年8月30日(火) 13時37分
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28日、子供を特別扱いして欲しい保護者の教師への贈り物合戦が激化している。高価な贈り物や旅行を計画する保護者も現れ、教育界の有識者は教師のモラル低下を懸念している。写真は入学願書提出のため上海の有名小学校に並ぶ親子。
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2011年8月28日、新民晩報によると、近年、中国の多くの家庭では教育の質を重視しており、子供を名門小学校に入学させるだけでなく、教師から特別な関心や重点的な指導を受けさせるため、保護者の中には競って教師に高価な贈り物をする現象が起きている。中国新聞社が伝えた。
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昨今、子供を特別扱いして欲しい保護者から教師への贈り物合戦が激化している。一部では入学前から、担任する教師に500〜2000元(約6000〜2万4000円)相当のギフトカードや交通カード、現金などを準備している家庭もあるという。
以前は贈り物の多くが花や年賀状、カレンダーなどささやかな物だったが、近年ではその内容も高価で多種多様になっている。中秋節や9月10日の教師節(教師の日)など季節の行事に合わせた、高級月餅、ギフト券、交通カードなどのほか、女性教師には高級化粧品やハンドバッグなども贈られるという。
一部の保護者は万策を講じて教師と親しくなろうと必死だ。中間、期末テストの前になると国語、数学、外国語科目の教師をレストランに招待し、食後に贈り物をしたり、裕福な家庭は夏休みの度に担任教師のために海南島、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどへの旅行を計画する者もいる。
教育界の有識者は、高価な贈り物を受け取る行為は教師のモラルが低下していることの表れであり、手本となる教育者のイメージを壊すことになり、生徒の教育にとって不利だとの見解を示した。教育主管部門や学校の指導者もこの問題を重視しており、教師のモラル教育は重要課題となっている。(翻訳・編集/若林亜希)
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