「中国の台頭、他の新興国に自信を与え伝統回帰を促す」―香港紙社説

Record China    2011年9月1日(木) 6時2分

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29日、香港紙・文匯報は社説で「中国の台頭はほかの新興国家に自信を与え、民族的伝統への回帰と、自身の優位性の再発見を促すだろう」と述べた。資料写真。

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2011年8月29日、香港紙・文匯報は社説で「近年の中国の台頭は、正常な歴史への回帰だ。中国は世界人口の5分の1を抱えている。歴史は長く、文化は深く、大国にならない理由がない。中国の台頭はほかの新興国家に自信を与え、自らの民族的伝統への回帰と、自身の特色と優位性の再発見を促すだろう」と述べた。中信網が伝えた。主な内容は次の通り。

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世界経済の先行きが不透明な中、外貨準備高を順調に増やしている中国は、世界経済成長の最大の貢献者といえよう。中国は昨年、日本を抜き世界第2位の経済大国となった。経済規模は改革開放前の100倍を超えた。急速な経済成長が国際社会の注目を集めたことは、非常に正常なことで、驚くべきことではない。かつて欧米列強の前に屈したこともあったが、中国は一貫して事実上の“大国”だった。今回の復活までこれほど時間がかかったのは、歴史的にはむしろ意外なことといえよう。

中国の変化は、世界権力の再分配につながる。中国の指導者は現在、伝統と知恵を生かし、“平和的な台頭”の実現を目指している。いかに国際社会に入り込み、大国として大国と付き合い、変革に対する圧力を緩和するか。これらは全世界が共通して直面する課題だろう。もしかしたらカギはG8(主要国首脳会議)が握っているかもしれない。互いに忍耐をもって妥協を重ねることで、中国や新興国は満足を得られる。同時にそれは世界の新秩序の出現を意味するのだ。(翻訳・編集/AA)

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