欧州各国、アジアの安保に首を突っ込むことはしない=米国に追随せず―米誌

Record China    2011年9月1日(木) 8時24分

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29日、米誌フォーリン・ポリシーは、欧州各国は政治上の不統一性や地理的な関係から、米国のようにアジアの事情に首を突っ込むことはなく、アジアを単に1つの市場と見ることを望んでいると論じた。写真は海南省海口市の中国南シナ海研究院。

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2011年8月29日、米誌フォーリン・ポリシーは、欧州各国は政治上の不統一性や地理的な関係から、米国のようにアジアの事情に首を突っ込むことはなく、アジアを単に1つの市場と見ることを望んでいると論じた。人民網が伝えた。以下はその要約。

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欧州各国の一体化が進むにつれ、その影響力は日々拡大している。このことは、欧州がいずれ米国のようにアジアの安全保障問題に関わってくることを意味しているのだろうか?答えは、「必ずしもそうではない」。

なぜならば、欧州各国や欧州連合(EU)は、政治上の統一性を備えていないからである。EUに政治上の統一性があれば、2010年のソブリン危機の解決はそれほど難しくなかったかもしれないし、それに続いた米国の経済的混乱も発生しなかったかもしれない。

そのため、欧州各国が米国に続いてアジアの事情に首を突っ込み、中国を牽制するようなことはないだろう。欧州にとって、アジアには考慮すべき戦略的な利益があまり無いだけでなく、何よりもアジアで威光を示すだけの実力が不足している。欧州はアジアを1つの市場として見ることを望んでいる。

もし、米国が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し、南シナ海での行動に参加するよう要求したら、フランスは無関心を示し、ドイツは平和主義に基づいて拒絶し、英国は曖昧な態度を採るだろう。

さらに、もし、米国が地区の覇権を守るために中国を抑えこもうとしたら、アジアの幾つかの国はこれに追随するかもしれないが、欧州各国は米国にいかなる手助けもしないだろう。(翻訳・編集/HA)

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