江沢民前国家主席、現在は北京郊外の別荘で静養中―台湾紙

Record China    2011年9月2日(金) 12時16分

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1日、台湾紙は7月に死亡報道まで流れた中国の江沢民前国家主席の健康問題について、現在は中国共産党中央軍委が所有する北京の別荘で静養していると報じた。写真は江氏が静養しているとされる北京西郊の玉泉山。

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2011年9月1日、台湾紙・中国時報は7月に死亡報道まで流れた中国の江沢民(こう・たくみん)前国家主席の健康問題について、病状が安定したため退院し、現在は中国共産党中央軍委が所有する北京の別荘で静養していると報じた。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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北京の消息筋によると、江氏は6月下旬に上海で体調を崩した時はかなり危険な状態で、高熱が続き呼吸も乱れていた。そのため、専用機で北京の人民解放軍301病院に緊急搬送され、院長を中心とした専門チームによる治療が続けられた。その結果、病状は回復し、少し前に同院を退院。現在は、北京西郊の玉泉山別荘で静養しているという。

江氏の長男で中国科学院副院長の江錦恒(ジアン・ジンハン)氏は7月9日〜10日に内モンゴル自治区で開催された国際フォーラムに出席している。江氏の容体が深刻であれば、北京を離れるなどあり得ないことから、記事はこの時期にはすでに容体は安定していたとの見方を示した。

江氏は7月1日の中国共産党創設90周年の記念式典に出席しなかったことで、健康不安説が浮上。当初はネット上でうわさされる程度にとどまっていたが、香港のテレビ局ATVが同6日、夕方のニュース番組で「江氏死亡」を報道、これが日本や韓国など各国メディアに転載され、世界を騒然とさせた。

だが、中国国営の新華社通信は翌7日、「江氏死亡」報道を「完全なデマ」と否定。ATVはこれを受け、同日午後に声明を発表し、「江氏死亡の報道は誤りだった」として江氏本人とその家族、視聴者に謝罪した。(翻訳・編集/NN)

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