Record China 2011年9月6日(火) 23時7分
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6日、なでしこジャパンと中国代表の違いについて、中国紙が検証した。写真は5日、サッカー女子ロンドン五輪アジア最終予選の中国対タイ戦。
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2011年9月6日、サッカー女子のロンドン五輪アジア最終予選で、なでしこジャパンと中国代表はともに対戦相手に勝利した。だが、なでしこたちが満面の笑顔だったのとは対照的に、中国選手たちの顔は終始曇ったままだった。新民晩報が伝えた。
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試合終了のホイッスルが鳴っても、中国代表の李霄鵬(リー・シャオポン)監督はベンチに座ったまま動かなかった。試合内容は満足いくものではなかったとはいえ、2−0で勝利したのだ。一方、選手たちも簡単に観客席に挨拶しただけで、うつむいたまま更衣室へと去っていった。勝利の喜びは微塵も感じられない。
だが、なでしこたちは全く違った。アジアで最も厄介な相手、オーストラリアを1−0でかろうじて破り、ついにロンドンに片足を突っ込んだ。試合終了後は全員でゆっくりと競技場をランニング。誰もがリラックスしている。11日間に5試合というハードな日程を乗り切るには、この切り替えが最も大事だと彼女たちは知っている。
試合後の監督インタビューでも違いは明らかだった。中国がタイに勝てたのも、実は相手のゴールキーパーのミスのおかげ。もし、ミスがなかったら引き分けていたかもしれない。それなのに李監督は「チャンスがきたら確実につかむ。これが強いチームと弱いチームの違いだ」と胸を張った。監督のこの“空威張り”にその場にいた記者たちはやるせない気持ちになった。
これに対し、佐々木則夫監督は3勝全勝という好成績にもかかわらず、これを自慢するようなことはなかった。それどころか、「まだあと2試合残っています。とにかく次の試合で良い結果を残すことしか考えていません」とあくまでも謙虚だった。
ミックスゾーンにおける選手の振る舞いも違っていた。会見終了後、記者たちは選手にインタビューしようと詰めかけたが、中国代表は馬暁旭(マー・シャオシュー)しか残っておらず、他の選手は早々にホテルに戻ってしまっていた。一応、試合に勝ったのだからもう少し話を聞かせてくれても良さそうなのだが。
一方のなでしこたちは、さすがは世界レベルのチームだとうならされた。澤穂希を除く15、6人の選手が一列に並び、メディアの取材を受けている。外国メディアのために通訳までつけていた。そのプロ意識に中国人記者たちも感心しきりだった。(翻訳・編集/NN)
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