2011年9月6日までに、広州汽車集団乗用車有限公司の呉松総経理は、このほど開かれた自主ブランド車「伝祺」の新モデルラインオフ式典において、2012年から海外市場向けに輸出する考えを明らかにした。中国の各メディアが伝えた。

アナリストは「11年に入ってから自主ブランド車の販売状況が思わしくないため、海外に市場を求めるメーカーが増えている」と話す。中国自動車工業協会のデータによれば、今年7月の自主ブランド車の国内販売台数は、前年同期比3％減で前月比18％減となる36．5万台で、市場シェアは過去最低の36％まで落ち込んだ。6月の販売台数トップ10には自主ブランド車メーカー4社がランクインしていたが、7月は奇瑞1社だけだった。

全国乗用車市場信息聯席会の責任者は、「中国の自動車輸出はローエンドからミドルエンドのモデルばかりだ」と問題点を指摘し、「自主ブランド車は、欧米メーカーに比べ知名度も技術力も距離があるのは事実だが、価格だけで勝負するのは良くない」と話している。（翻訳・編集/JX）