インドは中国との比較を好むが、中国は相手にしていない―米紙

Record China    2011年9月7日(水) 12時43分

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1日、米紙は、インドは中国との比較を好むが、中国は相手にしていないとし、両国間の相手を見る態度には大きな温度差があると指摘した。写真はニューデリー。

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2011年9月1日、米紙ニューヨーク・タイムズは、インドは中国との比較を好むが、中国は相手にしていないとし、両国間の相手を見る態度には大きな温度差があると指摘した。5日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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インド人は自国の経済発展を中国と比較するのが好きである。インドメディアには中国との比較記事があふれ、ビジネスマンは中国経済をモデルとした発展を語り、政府高官は中国を脅威あるいはパートナー、さらには学ぶべき手本としてとらえている。中国を追いかけることがインド経済のパワーの源になっている感さえある。

一方、中国人はインドの動向にはほとんど興味を示さず、欧米諸国に関心が向いている。中国は米国に次ぐ世界第2の経済体であり、インドは世界9位。中国人が前を見て追いかけ、わざわざ後ろを振り向いてインドと比較しないのは自然なことだ。中国はインドにとって最大の貿易国だが、中国の貿易の大部分は米国と行われている。

あるインド人ビジネスマンは「中国人はまじめで紀律正しい」と高く評価する一方、インド人については「管理面や仕事、いずれに関しても目の前のことだけを見ている」と話す。また、かつての中印戦争で刻まれたある種の屈辱感が、インド人が中国を気にする原因になっていると分析するメディア関係者もいる。

いずれにせよ、多くのインド人が遠くない将来に経済分野でインドが中国を追い越すと信じている。一方、中国人にとっては、インドは経済だけでなくその他の分野でも脅威ではないという。しかし、インドの政治学者は「中国の政治家、企業家、さらには学者もインドに対する真の理解が不足している」と語っている。(翻訳・編集/HA)

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