多国間関係構築で中国をけん制、南シナ海問題でアジアはベトナムに倣え―マレーシア紙

Record China    2011年9月7日(水) 6時19分

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5日、中国の台頭・外交政策に対して、周辺諸国が警戒心を年々強めている。マレーシア紙は、アジアの小国はベトナムの対応に倣って中国を牽制すべきだと指摘した。写真は南シナ海のパラセル諸島。

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2011年9月5日、環球時報によると、中国の台頭・外交政策に対して、周辺諸国が警戒心を年々強めている。4日付マレーシア英字紙「ザ・スター」(星報)は、アジアの小国はベトナムの対応に倣って中国を牽制すべきだと指摘した。

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中国とベトナムはベトナム戦争の時期には利益が一致していたが、その後30年、両国の利害は別の方向へ向かっており、最近では特に南シナ海の領有権をめぐる問題が大きな懸念材料となっている。両国はこのほど、話し合いで解決していくことで一致したが、記事はかつての英パーマストン首相の「永久の友人はいない、永遠の利益があるだけだ」という言葉を引用し、友好的な雰囲気の背後には不安材料が首をもたげていると指摘している。

大きな脅威に対して、強国と同盟関係を結ぶことで対応する国が多いが、ベトナムの対応は多くの国とパートナーシップを構築し、そうした多国間の関係の中で中国の動きを封じ込めようというもので、効果を発揮している。記事は他のアジア諸国も同様の手段で中国をけん制すべきだと指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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