2011年9月5日、北米華字ニュースサイト・多維ニュースは記事「親民派温家宝はなぜ非難されるのか」を掲載した。

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任期終盤を迎えている温家宝（ウェン・ジアバオ）首相だが、今、多くの批判にさらされている。その原因は温家宝スタイルのイメージ政治の限界性にあるという。親民派として知られる温首相は、しばしば一般市民の言葉に耳を傾ける姿が伝えられるが、しかし、聞くだけで問題を解決することはできない。次の首相は問題を解決する能力を持つ実務派であるべきとの声も聞かれる。

また官僚主義を嫌う温首相に、地方官僚の多くが不満を抱いているとも伝えられる。内部告発支援サイト・ウィキリークスが2日に公開した米外交公電では、「温首相は地方官僚のパフォーマンス式の仕事態度を嫌っており、また地方政府の統計データにも疑いを持っている。ゆえに直接、市民と交流し意見を吸い上げようとしているが、このやり方に地方官僚の多くが不満をもっている」と評している。（翻訳・編集/KT）