2011年9月6日、中国商務部、国家統計局および国家外貨管理局が合同で、「2010年度中国対外直接投資統計報告書」を公表し、2010年の対外投資状況を統計、分析した結果を正式に発表した。中国新聞網が伝えた。以下はその概要。

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■年間対外投資総額が688．1億ドルと、過去最高となった。昨年比21．7％の増加で、9年連続の伸びとなった。平均年間増加率は49．9％。初めて日本、英国を抜いて世界第5位となった。

■投資累計額が3000億ドルを突破した。特にオセアニア、ヨーロッパ地域への累計投資額が増加し、2010年末までの投資累計額は3172．1億ドルで、世界第17位となった。

■市場カバー率が更に向上した。2010年末時点で、世界178の国と地域に計1万6000の中国企業が存在しており、市場カバー率は72．7％に達した。

■投資形式の4割を企業合併が占めた。2010年、中国企業の合併による直接投資額は297億ドル、昨年比54．7％の伸びとなった。

■主要経済グループおよび国家への投資の増加。2010年、中国の対EU投資額は59．63億ドルで昨年比101％の増加、対ASEANは44．05億ドルで昨年比63．2％の増加、対ロシアは5．68億ドルで昨年比63％の増加となっている。

■中国西部など地方都市からの投資の増加。2010年、地方都市の対外投資額は177．5億ドルで昨年比84．8％の増加となった。（翻訳・編集/AN）