世界の成人、8億人近くがいまだ非識字―国連・国際識字デー

Record China    2011年9月8日(木) 15時18分

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8日は国際識字デーだ。ユネスコが5日発表した最新データによれば、世界でおよそ7億9300万人が成人文盲で読み書きができないという。

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2011年9月8日は国際識字デーだ。ユネスコが5日発表した最新データによれば、世界でおよそ7億9300万人が成人文盲で読み書きができないという。5日、新華社が伝えた。

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仏パリに本部を置くユネスコによれば、成人文盲の大多数は女性で、その分布も非常に偏りがある。うち7割はサハラ砂漠以南のアフリカ、南アジア、西アジアなどの貧困地域に集中している。また、世界で約6700万人の学齢児童が小学校教育を受けられず、7200万人を超える青少年が中等教育を享受できていない。

今年の国際識字デーでは、特に識字率向上と平和に強い関係があることに注目している。ユネスコは今月8日から10日、インドの首都ニューデリーで3日間の国際会議を開催した。席上、ブルンジ共和国、アメリカ、メキシコ、コンゴの関係プロジェクトに対し、中国が協賛した「孔子識字賞(The UNESCO Confucius Prize for Literacy)」や韓国が援助した「世宗王識字賞(The UNESCO King Sejong Literacy Prize)」が授与された。

ユネスコ事務局長のイリナ・ボコヴァ氏は「識字率向上は社会が発展するための必須条件であり、人類、文化、社会、政治、経済などの分野における多くの有益性を含み、世界平和を推進することにも繋がる」と言っている。

ユニセフは1965年11月に、9月8日を国際識字デーと定めた。世界各国、国際機関が非識字という現象に着目、世界各国に初等教育を普及し、学齢児童の学校教育普及と識字率向上を進めている。コミュニケーションを広め、差別をなくし、文化交流と社会発展推進を目標に活動している。(翻訳・編集/渡邊英子)

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