2011年9月7日、欧州連合（EU）は中国のレアアース輸出制限への対抗措置として、日本、米国と共同で代替品開発に取り組む方針を盛り込んだ計画書を発表した。ロイター通信中国語版ウェブサイトが伝えた。

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EU、日本、米国の研究員が共同でレアアースの代替品開発を行い、中国への依存度を下げる狙い。計画書は「中国以外の供給先を確保すると同時に、代替品の開発もしくはレアアースの使用を減らす取り組みをしていく必要がある」と指摘している。

中国はレアアースの供給量で世界の95％を占めていたが、今後2年間でこれを60％にまで落とす考えを示している。これを裏付けるように6日付チャイナデイリーは江西省のレアアース鉱床3カ所が年内にも閉鎖されると報じている。

記事によると、EU各国と欧州議会の承認を得なければ実施できないが、計画は欧州委員会の権限をさらに拡大する内容も含まれていることから、一部からは反対を唱える声も上がっており、承認を阻止される可能性もある。（翻訳・編集/NN）