世界のネット犯罪被害額1140億ドルに 違法薬物取引額を超える―シマンテック

Record China    2011年9月9日(金) 16時50分

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8日、世界のネット犯罪による被害額が1年間で1140億ドルに達し、違法薬物の取引額を超えたことが分かった。写真は北京警察が発表したネット犯罪事件。

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2011年9月8日、BBCの報道によれば、セキュリティーソフト大手シマンテック社が7日発表した研究レポートの概算で、世界のネット犯罪による被害額が1年間で1140億ドルに達し、違法薬物の取引額を超えたことが分かった。中国新聞社が伝えた。

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この「ノートンネット犯罪レポート2011」というレポートによると、昨年、世界で4億3100万人の成人がネット犯罪の被害に遭い、ネット犯罪による被害額は大麻、マリファナ、コカインなどの違法薬物の取引額を超えた。

昨年1年間で米国では7400万人がネット犯罪の被害に遭い、その直接的な被害額は320億ドルに及んだ。

成人のインターネットユーザーのうち、69%がネット犯罪に巻き込まれ、1日あたり100万人以上が被害を受けていることになる。

シマンテック社は、携帯ネット犯罪の危険性が増していることを指摘している。18歳から30歳までの男性グループは携帯電話でのネット使用が多く、ネット攻撃を受けやすいという。

シマンテック社サイバーセキュリティー・チーフアドバイザーのアダム・パーマー氏は、「この12カ月間のわれわれの調査対象となった成人に関していえば、ネット犯罪に遭う確率はそれ以外の犯罪に遭遇する3倍の割合となっており、3分の1に近い調査対象者は現実世界の犯罪に比べ、これから1年間でサイバー攻撃に遭う確率が高いと考えている」と語った。(翻訳・編集/渡邊英子)

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