2011年9月7日、英BBC中国語サイトによると、財産保護やより良い健康・教育環境を求めて海外への移住を求める富豪が中国で増えている。

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AP通信がインタビューしたある起業家は、海外への移住を希望する理由は財産保護だけでなく、中国では発言に注意を払わなければならないことや、2人目の子どもが欲しいことを挙げた。

海外へ移住しようとする中国人の間で移住先として人気が高い国は米国、カナダ、オーストラリアで、欧米の教育や医療システムに関心を払っている。2010年に米国の永住権を取得した中国人は約6万8000人で、同年の永住権取得者全体の7％に当たる。

中国は経済的には一層自由になりつつあるが、中国政府は日常生活以外の面では現在も厳しい締め付けを行っている。また、食品の有害物質や環境汚染、医療の問題なども長年にわたって存在しており、いずれも解決をみていないことが、富豪たちの海外移住を助長させているという。（翻訳・編集/岡田）