<中華経済>外資民営スタンドが相次ぎ値下げ、大手石油2社は静観―中国

Record China    2011年9月10日(土) 8時55分

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9日までに、北京市内のガソリンスタンドで、相次いで値下げキャンペーンが始まった。

2011年9月9日までに、北京市内のガソリンスタンドで、相次いで値下げキャンペーンが始まった。ほとんどが外資系か民営のガソリンスタンドで、値下げ幅は1リットルあたり0.3−0.5元程度。上限価格での販売を続ける中国石化と中国石油は「値下げする必要性がない」と見向きもしない様子だ。中国の各メディアが伝えた。

石油大手シェルグループの殻牌公司は、北京市など全国の直営ガソリンスタンド21店舗で、秋の販促キャンペーンの一環として、93号ガソリンを一律0.3元値下げした。プリペイドカードの割引サービスを使えば、1リットルあたり0.7元も安くなるとアピールする。

一方、北京市内に十数店舗を展開する中化道達爾も、93号ガソリンを0.4元値下げすると発表。市内の民営ガソリンスタンドの多くが一斉に値下げを始めている。

現在の北京市内のガソリン価格は、93号が7.85元、97号が8.36元で、業界のアナリストは「国際原油価格は落ち着いており、当局がガソリン価格の調整を指示することは当面ない」との見方を示す。

金銀島のアナリスト李亜丹氏は、「外資系スタンドは国有2大石油会社と長期の調達契約を結んでいるため、仕入れ価格が比較的安い。一方の民営スタンドは、この2社以外の石油精製メーカーから仕入れているためコストが低く、値下げの余地があるのだろう」と説明し、国営2社が値下げ競争に追随することはないとの見方を示した。(翻訳・編集/JX)

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