野田首相が早期訪中の意向、「誠意ある姿勢」あれば何らかの手土産も―華字紙

Record China    2011年9月10日(土) 23時9分

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8日、日本の華字紙は、野田佳彦新首相が早期訪中の意向を示していることについて、「誠意ある姿勢で訪中すれば、何らかの手土産を持ち帰ることができる」との見方を示した。写真は北京の釣魚台迎賓館。

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2011年9月8日、華字紙・日本新華僑報は、野田佳彦新首相が早期訪中の意向を示していることについて、「誠意ある姿勢で訪中すれば、何らかの手土産を持ち帰ることができる」との見方を示した。以下はその内容。

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ここ数日、日本の主要メディアは一斉に「野田新首相が早期訪中を希望している」と報じている。菅直人氏も首相在任中、訪中の意向を示していたものの、米政府から9月上旬の訪米を事実上拒絶されたことで退陣せざるをえなくなり、かなわぬままとなってしまった。こうした背景があるため、野田首相訪中の日程調整は順調に進んでいるようだ。そこには菅氏が果たせなかった訪中の約束を「まずは守る」という意義も含まれているといえる。

日本の首相が就任後すぐに訪中の意向を示すことは、日中関係史上初めてではない。安倍晋三氏が小泉純一郎氏から首相の座を引き継いだ時は、在任中は靖国参拝をしないという暗黙の了解の下で、就任したその月に「氷を砕く旅」に出発。小泉時代に冷え切った日中関係を回復に向かわせた。野田首相も昨年の尖閣諸島沖での漁船衝突事件以降、ぎくしゃくしている日中関係を修復したい考えだと伝えられている。

日中両国の昔の政治家たちは、尖閣問題を両国関係の大局に影響させるようなことはしなかった。野田首相がこうした過去を理解し、大局的な考えの下で「誠意ある姿勢」で訪中するのであれば、中国側と新たな解決策を模索することもできるだろう。

簡単に言えば、野田首相が誠意をもって訪中すれば、自然と何らかの手土産を持ち帰ることができ、来年の再選に向けた条件を作り出すことも可能だということだ。(翻訳・編集/NN)

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