出生時男女比の不均衡、背景に男尊女卑や不健全な社会保障制度―中国

Record China    2011年9月12日(月) 7時38分

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9日、中国衛生部は、中国の出生時の男女比の不均衡の原因は多岐にわたるが、その一つに農村の不健全な社会保障制度が挙げられると発表した。写真は南京の家族連れ。

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2011年9月9日、中国衛生部の定例記者会見で、同部婦幼保健・社区衛生司の傅衛(フー・ウェイ)副司長は、中国の出生時の男女比の不均衡の原因は多岐にわたるが、その一つに農村の不健全な社会保障制度が挙げられると語った。中国新聞社が伝えた。

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国勢調査の結果、中国の出生時性比は男:女=118:100と不均衡な状態にあることが判明。当局は不法な胎児の性別判定や医学的に必要のない人工妊娠中絶行為を取り締まり、問題是正に取り組むとしている。

出生時性比不均衡の原因としては、男尊女卑や「後継ぎを残さないことが最も親不孝」といった伝統的な観念が影響しているほか、農村の社会保障制度が今だ不健全な状態にあるため、「子を育てて老後に備えたい」との風潮も影響。男女不平等が社会に根強く存在していると傅副司長は分析する。

非合法な胎児の性別判定、性別による人工妊娠中絶については、今年8月より国家人口・計画生育委員会が中心となり、公安部、衛生部など6つの省庁が共同で取り締まりに当たっている。(翻訳・編集/中原)

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