Record China 2011年9月12日(月) 15時43分
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11日、東日本大震災からちょうど半年。地震と津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市でボランティア活動を行った留学生たちの作文が震災復興支援日本語学校協議会(堀道夫代表世話人)の手で小冊子の形にまとまった。写真は石巻市復興支援の日本語学校留学生など。
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2011年9月11日、東日本大震災からちょうど半年。地震と津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市でボランティア活動を行った留学生たちの作文が震災復興支援日本語学校協議会(堀道夫代表世話人)の手で小冊子の形にまとまった。題して「がんばれ日本!がんばれ東北!震災復興支援ボランティアに参加して」。B5版48ページの作文集には、「力になれてよかった。もう一度行きたい」「ありがとうの言葉に思わず涙が出た」などと、参加した留学生たちの率直な体験の声が日本語と母国語の両方の文章でつづられている。
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同協議会が5月下旬に派遣した1泊2日のボランティアには、全国各地の日本語学校16校から19カ国の留学生ら147人(教職員を含む)が参加。仙台の日本語学校2校の26人も現地で合流した。うち、中国、韓国、モンゴルなど10カ国・地域、計35人の作文が載っている。
中国からの留学生は「私たちは世界 の歴史の中でも珍しい大地震を体験しました。このような機会がある場合、私は最初に手を挙げたいです」(張春龍さん)、「助けに行ったつもりが逆に被災地でいろいろなことを感じ、学び助けられた気がした」(孟馳也さん)などと率直な感想をつづった。
ヘドロに埋まった側溝や一般民家からの泥出し作業を行った留学生の多くにとってボランティアは初めての経験。「想像以上にひどい臭いにショックを受けました」(パンチル・ドイナさん、ルーマニア)、「ハリウッドの災害のセットに似ていました」(ブルネット・ダイアナさん、米国)と正直に書き、「大変そうな仕事でしたが、少しずつ皆でやれば、大きな力になる」(ラオル・ディネスさん、ネパール)と熱い気持ちで頑張った。
「作業を終えて帰る私たちに、おばあさんが『ありがとうございました』と言ってくれた。私は『ありがとう』と返した。微力だったが、私たちを認めてくれ、頑張っている東北の一部になれるチャンスを与えてくれてありがとうと言いたかった」(チー・メイ・ルインさん、ミャンマー)などと、留学生たちの優しい気持ちが語られている。
同協議会はこの小冊子を200部作成。官公庁や在日大使館などに届ける予定だ。作文集を編集した同協議会の永井早希子世話人は「留学生たちが真剣に日本を助けるために何かしたいと望んでいたこと、そしてわずかであっても被災地の復興にかかわれたことが彼らにとって貴重な体験になったことを理解してほしい」と記している。(取材・編集/RN)
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