Record China 2011年9月13日(火) 19時11分
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12日、軍に関する情報は一切が機密扱いされている中国だが、すでに外国メディアによって公開された情報まで頑なに機密扱いするのはナンセンスだと論じた記事が中国紙に掲載された。写真は6月、済南軍区空軍によるミサイル演習。
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2011年9月12日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」の軍事面担当編集者、馬俊(マー・ジュン)氏は、軍に関する情報は一切が機密扱いされている中国だが、すでに外国メディアによって公開された情報まで頑なに機密扱いするのはナンセンスだと論じた。以下はその内容。
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「これは軍事機密ではないのか?」―。数日前、筆者は長崎県の佐世保港で「防衛白書」を見ながら、驚いた。そこには自衛隊基地の位置から部隊番号、連絡方法、武器の数や仕様まで事細かに書かれている。小さい頃から「軍に関することは一切が機密」だと教え込まれてきた筆者にとってそれはかなり衝撃的だった。これは日本人の機密保持意識が低すぎるのか?それとも、我々の考え方がすでに時代遅れなのか?
カナダの軍事専門誌「漢和防務評論」がしょっちゅうグーグルアースに映し出された我が軍の配備状況を報じているだけではない。我が軍の基本情報はすでに多くの海外メディアによって公開されている。それなのにこうした「軍事機密」をいつまでも機密扱いするのはいささかナンセンスではないだろうか。
さらに決まりが悪いのは、中国メディアはわざわざ海外メディアを引用する形で我が軍に関する情報を報じているのに、中国の軍事企業が海外の国防展に参加すると、国内向けより詳しい情報を外国人に明かしていることである。
英国のポーツマス海軍基地や横須賀海軍基地では、軍艦の一般公開は当たり前のイベントとなっている。沖縄に駐留する米海軍中尉によると、軍事基地は機密保持すべき部分だけ守り、あとは一般向けに公開した方が良いとのこと。その方が市民との距離が縮まり、国防教育にも役立つからだという。
国防の需要が増すにつれ、軍事費問題に対する圧力も大きくなっている。我が国も「軍事情報は民衆とは無関係」という考えを捨て、国内向けの軍事透明度を引き上げることで民衆の支持を取りつける必要があるのではないだろうか。(翻訳・編集/NN)
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